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修理後すぐに機種変する意味を考える@iPhone

こんにちは。静岡茶です。

いままでいろんなiPhone修理の受付をしてきて思ったことをぶちまけます。

対応したお客様の2割くらいは「機種変するけど、そういえばiPhoneの調子が悪かったな。そうだ、修理しよう。」の方々です。はっきり言ってこれほど無意味な修理ってなくないですか?

画面割れや背面割れ等の外見的損傷や画面が付かない・起動しないなどの内部故障ならわからなくはないですが、バッテリーの交換だけしてすぐ機種変するのは修理する側からしたら納得いきません。(意思決定はお客様によるものなので、修理はお受けいたしますが)

外見的損傷や内部の故障ならわかるというのは、3大キャリアの携帯電話下取りサービスの下取り要件によるものです。基本的には下取りする携帯電話には目立った損傷がないこと、動作確認が出来るもの、が要件とされています。ですので、バッテリー起因の動作確認不可端末以外は基本的にはキャリアの下取りサービス要件に合格するはずです。

中には、お金を払ってでも新品に換えてそれを下取りに出そうとするお客様もいます。はっきり言ってお金の無駄遣いだと思うのですが。

こういう行動をお客様に取らせる一番の原因は、3大キャリアの囲い込み戦法にあると思います。まず2年契約ないしは4年契約に付随する端末アップグレードプログラムが原因であると考えられます。キャリアとしてはできれば2年ごとに新しい機種に変えてもらい、機種代金割引で通信料金を安くすると宣伝します。そうすると機種代金と通信料金の合計は機種変前とは変わらないもしくは高くなるのに、通信料金が安くなったと錯覚させているものと考えられます。機種変=通信料金を安くする方法と思わせているのです。

これが結果として、次から次へと新機種に乗り換えることで意味のない修理が増えているのではないかと思います。

個人的にはレアメタル等の資源を大切にするためなら、意味のない修理は無駄だと思っていますし、長く使った方が持続的可能な社会のためになると思います。洗濯機や冷蔵庫、テレビ、パソコン等は長く使っている家庭も多いというのに、なぜスマホは頻繁に変えなければならないのでしょうか。だったら、別の家電も毎年のように変えればいいじゃないですか。確実に資源ごみの量が増えますが。

そういう意味で今の社会は異常極まりないです。持続可能な社会の実現を目指しながら持続不可能な社会へと変化していっている。これは警鐘です。

「私たちは、地球環境に配慮しています」といった企業イメージの宣伝はきれいごとでしかありません。自分はきれいごとで済まされない闇の部分も注意深く見ていきたいと思っています。

 

すみません。最近ちょっと病んでいるかもです。

申し訳ございませんが少し付き合ってください。それではまた明日~